環境問題に配慮した動物性食材の消費量を意識的に減らす「リデュースタリアン」という選択

調理に時間がとれなかったり、付き合いでの外食が難しかったり…と、ヴィーガンを挫折してしまう理由はさまざま。「めんどくさい」という理由で脱ヴィーガンしてしまうぐらいなら、ゆるくヴィーガンを実践できる“リデュースタリアン”という選択肢を考えてみませんか。

イギリス発の食のスタイル“リデュースタリアン”って?

「リデュースタリアン(Reducetarian)」とは、肉や魚、卵、乳製品といった動物性食材の消費量を意識的に減らす食生活を送る人を指す言葉。ベジタリアンやヴィーガンのように完全に肉や魚を完全に排除するのではなく、自分の体調や都合に合わせて動物性食材も摂取するという新しい食のスタイルです。

似た言葉に「フレキシタリアン(Flexitarian)」がありますが、「ゆるくベジタリアンを実践すること」を目的としているフレキシタリアンとは違い、リデュースタリアンには「肉の消費量を減らす」ことを目的としています。

リデュースタリアンというスタイルを提唱したイギリスのブライアン・ケイトマンによると、動物性食材を一切摂らないヴィーガンやベジタリアン、ゆるくベジタリアンを実践するフレキシタリアンやセミ・ベジタリアンも「リデュースタリアン」に含まれるのだそう。

つまりリデュースタリアンとは、動物性食材を減らす食のスタイルを実践するすべての人のこと。「ベジタリアンやヴィーガンになるのは難しそう…」と抵抗を感じる人も、まずは動物性食材の摂取を減らすことから始めると考えればハードルは下がりますね。

まずはトライ!リデュースタリアンの実践方法は?

リデュースタリアンの目的は、「肉の消費量を意識的に減らすこと」。まずは、肉の消費量の10パーセントを減らすところからスタートしてみましょう。週に一度だけベジタリアン、ヴィーガンの日をつくることで消費量を減らしてもOKですし、肉は毎日一食分だけというマイルールを設けて実践してもOK。

特に厳格なルールがあるわけではないので、付き合いでどうしても肉食が避けられない日もフレキシブルに対応できるのが魅力です。ヴィーガンやベジタリアンを目指そうと思っても、いきなり肉類のすべてを断つのはなかなかに難しいもの。

特に、ヴィーガン人口やベジタリアン人口が少ない日本では外食の選択肢が少なく、会食時に肉食を避けられないことからヴィーガン(ベジタリアン)を挫折してしまう人が少なくありません。挫折してヴィーガン生活をやめてしまうぐらいなら、リデュースタリアンという新たな選択肢を視野に入れ「意識的に肉の摂取を減らす」ことで継続していくのがベターではないでしょうか。

まずはリデュースタリアンからはじめてみよう

厳格な菜食主義者であるヴィーガン。環境保護のため、動物愛護のため、そして自身の健康のため…。ヴィーガンをスタートする理由は人それぞれですが、続けていけなければ意味がありません。
大切なのは、動物を消費しない食のスタイルを続けていくこと。リデュースタリアンは厳格にヴィーガンを実践する人からは賛否のある考え方ではありますが、動物の消費を抑える小さな一歩です。たとえ一歩は小さくても、実践する人が増えていけばそれは大きな一歩になっていくでしょう。

【まとめ】「リデュースタリアン」という選択

いずれヴィーガンやベジタリアンといった菜食スタイルを目指したいという人も、まずは動物性食材の摂取を意識的に減らしていく、リデュースタリアンというスタイルからはじめてみるのはいかがでしょうか。

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