肉の代わりに大豆を。大豆がヴィーガンに支持されている理由って?

肉類や魚類、卵、乳製品など、動物由来の食品を一切口にしないヴィーガン。欧米の先進国などでは食生活改善への関心の高まりから、ヴィーガンという生き方を選択する人が急増しているといわれています。そんなヴィーガンが注目している食品のひとつが“大豆”です。では、いったいなぜ大豆に注目が集まっているのでしょうか。

動物性食品を消費しない生き方を。「ヴィーガン」ってどんな人?

ヴィーガンとは、動物性食品を消費しない生き方を選択している人を指す言葉。ベジタリアン(菜食主義)とよく似ていますが、ベジタリアンが菜食を実践する食事制限法であるのに対し、ヴィーガンは「動物性食品を食べない」という思想を持っている人を指すのが一般的です。美容や健康維持のためにヴィーガンを選択する人もいれば、宗教的理由や、動物愛護や環境保全といった思想ヴィーガンを選択している人もいます。中には、食べものだけではなく、衣類や化粧品などにも動物由来のものが使われていないか見極め、徹底して排除する生活を送る人もいます。

栄養が偏ってしまう…。ヴィーガンの食事の課題って?

ヘルシーなイメージがあるヴィーガンですが、動物由来の食事からの栄養をカバーできない分、不足しやすい栄養があるという課題があります。肉類や魚類、卵、乳製品などに多く含まれているたんぱく質は、ヴィーガン生活で不足しやすい栄養のひとつです。ヴィーガンとして生きるためには、良質なたんぱく質を意識して摂る必要があります

また、たんぱく質はその質の高さが重要。たんぱく質は20種のアミノ酸で構成されていて、そのうちの9種はヒトが体内で作りだすことができない「必須アミノ酸」です。必須アミノ酸は食事で補う必要があり、9種をきちんと網羅できているかどうかが重要となります。そのたんぱく質の良質さをはかるものさしが「アミノ酸スコア」です。アミノ酸スコアが満点の100に近いほど、必須アミノ酸がバランスよく含まれた食品として評価されます。

高たんぱくな大豆はヴィーガンに欠かせない食品のひとつ

大豆は植物性の食品でありながら、肉や魚にも引けをとらないほどたんぱく質を豊富に含んでいる食品です。また、たんぱく質含有量だけではなく、アミノ酸スコアも肉類と同レベルの100と認められています。肉類や魚類、卵、乳製品といった動物由来の商品でたんぱく質を補給できないヴィーガンにとって、大豆はたんぱく質を補うために欠かせない食品といえるでしょう。

加工食品もたんぱく質豊富!大豆が重宝される理由

さらに大豆は、納豆や豆腐、豆乳など加工食品になっても質の高いたんぱく質をキープします。加工食品の種類も豊富なので、さまざまな料理に使えるのは大きな魅力です。

また、ヴィーガンやベジタリアンのあいだでは、大豆を原料に作られた大豆ミート(ソイミート)も人気。ブロックタイプに下味をつけて唐揚げに、ミンチタイプをそぼろに…と、バリエーション豊かな料理を楽しむことができます。

おいしくて高たんぱく。大豆がヴィーガンに支持されている理由まとめ

アミノ酸スコアが高くバランスの良いたんぱく質が豊富に含まれている大豆は、肉を食べないヴィーガンやベジタリアンにとっての大切なたんぱく源です。大豆を丸ごとスープに入れたり、豆腐や納豆を副菜にしたり、大豆ミートをつかって非ヴィーガンの人と同じ料理を楽しんだり、豆乳使ったドリンクを飲んだり…と、さまざまな料理で手軽にたんぱく質補給ができるのが大豆の魅力。食事制限のあるヴィーガンやベジタリアンはもちろん、日頃からたんぱく質が不足しがちな人も、毎日の大豆習慣を身につけてしっかりとたんぱく質補給していきたいですね。

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